「南区=アートのまち」若者プロジェクト第5回ミーティング


8/23(月)にオンラインで、「南区=アートのまち」若者プロジェクト第5回ミーティングを開催しました。
 
今回は、(一社)AISプランニング 代表 漆 崇博さんを講師にお迎えし、「アートプログラムの立て方」についてお話いただきました。
 
AISプランニングは、札幌市内の小学校を対象にしたアーティスト・イン・スクールの取組「おとどけアート」や札幌国際芸術祭の情報発信拠点「SIAFラウンジ」の運営、「さっぽろ天神山アートスタジオ」の運営などアートに関する様々なコーディネートを行っている会社です。
 
■まず、漆さんから参加者へ「アートと聞いて何を思いつくか?」という質問がありました。
プロジェクトメンバーから出た意見を一部ご紹介します。
 
 
・限られたもの ・銅像や絵画 ・言葉で表現しにくいもの
 
・デザイナーの感情を人に伝えるツール ・多様性の象徴
 
・多様な価値観との出会い ・豊かな考え方を与えてくれるもの
 
・答えがひとつじゃない ・自分とは関係ないもの
 
 
⇒漆さん:時代によって、アートの考え方が変わってきている
 
 
マルセル・デシャンの「泉」以前
 
・共通の背景と習慣(同じ背景を持つ人の中で価値があったもの)
・芸術家個人の視点(抽象的なものが増えた)

マルセル・デシャンの「泉」以降 ~現代アートの出発点~
 
・人に問いをもたらすもの
 
現在
 
・異なる背景を持った人が多様な視点で楽しめるもの
■次に、様々な芸術祭の事例紹介やアートプログラムを作るプロセスの中で大切なポイントを話していただきました。
 
⇒漆さん:近年のアートフェスティバルは、現代アートを軸に複数会場で行うことが多い。
それぞれの開催場所や地域の特徴を活かして開催している。
 
プロジェクトメンバーから出た感想・質問を一部ご紹介します。
 
【感想】
・勉強になった。色々なアイデアがあった。田舎型と都市型の違いを知ることが出来た。
 
・他人事じゃないモノだと感じた。理解は出来ないけど、自分なりに考えてみたいと思った。
⇒漆さん:見方を変えると価値が生まれたり、作品が生まれるものかもしれない。それは日
常的なもの。その場でしか見られないもの。
 
・楽しそう。表現するものと思っていたが、みんながいろんな角度から楽しめるもの。
⇒漆さん:100人いれば100通りの楽しみかたが出来るものが優秀な現代アートかもしれ
ない。アーテイストの表現したいことに共感出来たときにファンになる。
 
・田舎型と都会型の違いが面白かった。再発見や新しい価値を見つけることがアートフェス
 の醍醐味と思った。
 
・いろんな切り口があって、答えは見つからなかったが、それぞれの伝えたいところが共通していたら伝えたいことが伝わったり、面白いってなるんだと思う。南区のアートフェスティバルでもそこが大事なんだと思う。
 
・人と継続してやっていくということが出来たら面白そう!南区の人たちの中に定着していくには良い土壌が揃っていると思うので、今後のことも考えたい。
 
・アートフェスティバルといえば、短期的なものを想像していたが、新しい地域の切り口になったら面白いだろうな。
・南区の歴史は知らないけど、アートを切り口に関わっていきたい。
・やりたいだけでなく、南区でやるというために理由なども考えていく。
・はっきりしたイメージはまだだけど、いろんな人を巻き込んで、南区への気持ちが深まっていくものだと良いなと思う。
 
【質問】
 
Qなぜ長期的、概念的なプログラムがアートプロジェクトに大事なのか?
 
⇒漆さん:短期的、形式的なプログラムは地域との関係性が無くてもお金があれば出来る。
長期的、概念的なプログラムはお金が無くても出来るし、お金があるからといって良いものが出来るものではない。関係性がないと出来ない。想いや熱意を共有しないと広がっていかない。作品が置かれる、イベントが開催されるプロセスが共有され、議論されるから、南区で開催・設置される必然性や意義が出る。
 
【実施するポイント】
 
・南区内の人と新しい視点をつなぐプログラム
 
・南区内に今ある素敵な場所で行うプログラム
 
・様々な経験やアイデアを持った人を巻き込むプログラム
 
 
プロジェクトメンバーのアートに対する理解が深まった回となりました!
今回学んだ事例やポイントを参考にどんな企画が出て来るのでしょうか。お楽しみに!

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